多賀谷洋子さんの「アンティークシルバーのティータイム・テーブルセッティング」という本を読みました。
- アンティークシルバーのティータイム・テーブルセッティング: 食卓を彩る銀器の種類・扱い方と上手.../誠文堂新光社
- ¥2,592
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感想を一言でいうと「とても美しい本」です。どのページもアンティークシルバーがキラキラ輝いて、素敵なセッティングにため息がでてしまいそう。
モダンなアンティーク使いの法則として、全体の色を抑えたり、アイテムは少なめにするなどのポイントが書かれていたのですが、ついつい盛り込みすぎのテーブルを作りがちなので、ハッとしました。
たくさんのテーブルセッティングの中でも特に素敵だったのがアフタヌーンティーのセッティング。ロココ様式のケトルとティーサービスセットを使って、ヘレンドのアポニーのカップアンドソーサー、ケーキ皿を組み合わせています。お菓子もいちごやベリー系がたくさん使われていて、素敵なアクセントになっていて、見ているだけでうわー、素敵!と思ってしまうセッティングでした。
ティータイムに必要な銀器についての説明があるページもとても勉強になります。カトラリーという言葉も本来はナイフのことを指すのですが、日本ではナイフ、フォーク、スプーンなどの総称となっているとのことが書いてあったり、ティーストレーナーが使われる前にはモートスキマーというスプーン型の茶漉しのようなものがあったというお話があったり、知らないことはまだまだたくさんあるもんですね。
素敵な銀器の世界をたくさんの写真とともに楽しめる、そんな一冊でした。いつか銀器も欲しいな、と思わず思ってしまいました。