Cha Tea 紅茶教室の「紅茶 世界のティータイム」という本を読みました。
図説 紅茶 (ふくろうの本) Amazon |
まず気になっていたのはサブタイトルにもある世界のティータイムについて。英国のティースタイルとしてはアフタヌーンティーとクリームティーが紹介されていました。
クリームティーの説明でスコーンにクロテッドクリームとジャムを塗る2通りの方法の違いについてが載っていました。
スコーンにクロテッドクリームを先に塗るデボンシャー・スタイルはこのほうがクリームをたくさん食べられると、クリーム好きに支持されているスタイル。
ジャムを先に塗るコーンウォール・スタイルはクロテッドクリームを焼きたてのスコーンの上にのせると溶けてしまうという発想からのようです、とありました。
ちなみに私はクロテッドクリーム大好きなのでデボンシャー・スタイルでいつも頂いています。
カップによる紅茶の味の違いについても興味を引かれました。口径が広く背が低いカップは紅茶液が太くゆっくり舌の上を流れるため、渋みを感じる部位がより多く刺激されるそうです。
ですが、口径が広いことから香りだちが豊かになるので、飲み物の香りを重視したい時にお勧めとありました。
反対に口径が狭く背が高いカップは液体は口の中にすっと流れこみ、渋みを感じる前に喉に流れていくので、切れ味のよい、やや渋めの飲み物はこちらが美味しく頂けるようです。
トワイニングやフォートナム&メイソン、クスミティーなど紅茶のブランドストーリーも紹介されていました。こうした話を読むとますます紅茶を飲むのが楽しくなりそうですよね。
紅茶好きの方にとってもオススメの一冊です。